ベストホームは「暮らしを変える 住まいをつくる」をコンセプトに 富山の風土に合った家づくりを実践しています。ここでは施工事例や家づくりの豆知識などなどお伝えしていきます。
[ 目次 ]
ハウスメーカー、工務店・ビルダー、設計事務所の違い
ハウスメーカー
自動車や家電メーカー同様、全国展開している大規模な住宅製造会社です。
- 企画、広告、宣伝、営業
- 顧客への提案、打合せ
- 各種許認可取得、設計業務
- 工事、施工管理
- 保証、アフターサービス
- 宅地造成、土地仕入れ、専用資材の開発、政治・行政への働きかけ...
関わる一連の業務を様々な外注も用いながら進め、総合的に住宅建築をビジネスにする大企業です。
ブランドが確立していて安心感があり、勧めに従いお任せしておけばスムースに家が持てるでしょう。工場生産の割合が高く規格化・合理化されているので工期は早く2~3ヶ月程度です。その反面、ルールや制約により自由度は低め、コストは高めです。また建築条件付きで土地を販売していることが多く、その土地が気に入ればそのハウスメーカーを選ばざるを得ません。
おすすめできる方
- 大企業の実績や安心感を重視
- お任せして楽にスムースに家づくりしたい
おすすめできない方
- 自由度の高い家づくりをしたい
- 価格を抑えたい
工務店とビルダー
両者とも小さなハウスメーカーとなりますが立ち位置が違います。
- 工務店:社長や社員が自らが大工の会社、現場で自らの技を振るう
- ビルダー:自らは職人でなく営業会社、顧客対応と各種管理に注力
どちらも外注も用いながら設計からアフターまで総合的に請け負う場合もあれば、工務店は建築工事だけ木工事だけという場合もあります。
工務店は、年間施工数で数棟~20棟程度くらいが一般的です。基本的に地域に根差した商売なので、良い仕事をして顧客の信頼を得るというスタンスです。但し建築仕事ほどには顧客対応や周辺サポート業務に手が回らないことも。工期は手持ちの仕事量次第では待ち時間が長く掛かる場合もあります。コストも仕様も基本的に顧客の注文に合わせられますが、思い通りの家にするには建築主側が十分に注文を伝える必要があります。
おすすめできる方
- 自分で注文を伝え、技法や素材にこだわった家づくりをしたい
- 地域密着の安心感・信頼感を重視
おすすめできない方
- 自分から積極的に注文や希望を伝えるのが不得意
- お任せするのも心配
ビルダーは、年間施工数10棟程のところもあれば100棟~300棟といった地域トップクラスのところまで巾広いです(後者はハウスメーカー寄りの性質なので10棟~数十棟程が中心帯といえます)。また建売系と注文系、更に注文系でもパターンオーダーから完全自由設計まで実に多様です。
いずれにしても大手よりは制約が少なく小回りを利かせ、工務店よりは営業・提案・打合せなど顧客サービスに力を割けるという位置取りです。工期は3~6ヶ月程度ですが、繁忙期は外注の施工体制を増やして対応する場合があります。但し、ビルダーの管理能力が性能や品質に影響しがちです。コストは大手よりも間接経費を抑え、工務店より仕入価格を抑え、抑えめの販売価格で勝負するケースも多いです。
おすすめできる方
- コミュニケーションを取りながら提案してほしい
- ある程度の選択肢や自由度が欲しい
おすすめできない方
- 会社の規模や実績を最重視する
- 外注工事は不安(管理能力が心配)
設計事務所
設計事務所は完全に立場が異なります。
- 建築を構想しデザインや図面を描き建築許可を取得する設計業務
- 建築主の代理として設計どおり工事されているか確認する監理業
その片方または両方を請け負います。設計に付随して建築主への提案や打合せも行いますが施工はできません。ではどうするのか?
- 建築主が自分で探す
- 設計事務所に紹介してもらう
- 設計事務所に依頼して入札に掛ける
好みの作風の建築家がいたり、独創的なアイデアを期待する場合、設計事務所に相応のコストを支払う価値は大きいです。設計者が建築主の代理人となることで緊張感が増し、建築の品質向上も期待されます。しかし、無理な設計や不慣れな工事はトラブルや無駄を生みがちでもあります。設計者と施工者の息が合っていることが望ましいですが、施工者選びは簡単ではないでしょう。工期は設計から完成まで基本的には長く、コストも建築費の他に設計費が別途掛かります。
おすすめできる方
- 好みの作風の建築家がいる
- 想像を超える提案が欲しい
おすすめできない方
- 全部自分で決めたい方(建築家との齟齬が生じがち)
- 設計費を抑えたい方
まとめ_自分のタイプは?誰と協業したいですか?
建築の依頼先を決めるには、相手の特徴・特長が自分のタイプや志向に合うのかよく考えることです。
今回は業態の違いを強引にも大別してみましたが、実際は会社や人により特徴も特長も異なるし役割もオーバーラップしているので、分けること自体にはあまり意味がありません。とにかく建築は多くの関係者との協業ですので「誰と」という視点はとても大切です。臆せず、考え過ぎず、一度気になる相手に会いに行ってみましょう!
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